≫ 住む場所から選んでみる

住む場所から選んでみては?

物件選びの前に、まずは自分の暮らしに適した 『住む場所』 を決めることは重要です。
どんなにお気に入りの物件でも、利便性が悪かったり騒音がうるさかったりするのでは、後々後悔のもととなります。

何度も引っ越す手間や浪費を防ぐためにも、物件の場所選びは慎重に行いましょう。


【 交通網?生活感?まずは住みやすい街選びから 】

実際に見て歩いて、街の良し悪しを判断しましょう!

まずは 『住む街』 を選びましょう!これは、物件の間取りなどの条件以上の重要事項。
大きく分けて、以下の2つのポイントを重視しましょう。

【交通の利便性】
多くの場合は、通勤や通学に便利な場所を選びたいものです。出来れば1本の路線で直通が望ましいですが、難しい場合は、乗り換えの条件なども考慮しなければなりません。

また、通勤通学は毎日のことですから、混雑状況や本数・最終便の時間なども確認したいものです。万が一終電に乗り遅れた場合に、バスや近隣を通る別の電車などの代替手段があると、より一層便利ですね。

【生活の利便性】
●仕事で夜が遅い:駅から自宅までのルート途中に商店街 or コンビニは必須!
●一人暮らし:日替わり定食などが安く提供されている食堂や居酒屋、あるいはお弁当屋さんがあると便利。
●女性の一人暮らし:出来るだけ夜間でも人通りが多く明るい場所を選ぶ。
●子供がいる:公園や塾が近い、大型幹線道路など交通事故の危険がある場所は避ける。

実際に一度その街を歩いてみて、雰囲気を味わったり危険性を確認したりしましょう。
格安の食堂など、思わぬ良い発見をする事もありますよ。


【 街のどこに住む?詳しい場所を決めましょう!】

利便性、環境、安全性…。重視点を絞ってチェック!

暮らしたい街を決めたら、今度はその街のどこに住むかを考えて場所を決定しましょう。重視するポイントによって、選び方も変わってきます。

【利便性重視】
●駅やバス停までの距離・駐車場の有無
●商店街やコンビニ・学校などへの距離
●夜間営業している店舗の有無   etc...

日々の移動時間や距離などを考えて場所を選びましょう。

【近隣の環境重視】
●近くに商店街やショッピングセンター・コンビニがあるか
●大型ショッピングセンターが隣接したような場所だと、利便性は高くても休日の騒音や排気ガスに悩まされることも…。
●1階がコンビニやスナックで、その上にマンションという構造だと便利だが騒音が心配。
●飲み屋街だと、酔っ払いに絡まれたりといった危険も伴う。
●自然の多い大きな公園が近くにあるのはいいが、樹木が多く薄暗い大きな公園は変質者なども出没しやすいので夜間は注意!
●お子さんが多く暮らしているような場所は比較的安全。しかし、逆に休日などに子どもたちの声などに悩まされる可能性も。

自分の生活習慣に合わせた住環境を重視しましょう。

【災害時の安全性重視】
地震国家と言われる日本では、何処に暮らしていても大きな地震がいつ来ないとも限りません。これまでに地震がなかったような場所でも、阪神大震災や新潟の震災のように直下型の地震で大きな被害を受けることもあります。

このような災害時に備え、以下のチェックポイントを参考にして、少しでも安全対策が施されている場所を選びましょう。

●直下型の地震が起きる可能性のある活断層の上の建物は避ける。
●埋立地や昔の河川だった場所など、液状化現象の起こりやすい所は、建物が倒れてしまう危険性も。
●小学校や中学校など、避難所が近い場所だと安心 *

※ 災害時に「医師が派遣される学校・されない学校」「毛布やテント・水などの備蓄がある学校・ない学校」と違いも生じます。事前に市役所や区役所のHPで確認しましょう。


【 街・場所の妥協ポイント 】

優先順位を書き出し、解決策を考えましょう!

物件探しでは、すべての希望条件が叶えられた家を見つけるのはほとんど無理といっても過言ではありません。そのため、やむをえず 『妥協点』 を模索することが必須となります。

そんなときは、まず重要項目の優先順位を書き出してみましょう。
そして、いくつかの物件候補の中で「何に妥協できるか?」「不満点の解決策はないか?」を考えます。

【例】
「坂の上の新築のマンションは、周囲の環境もよく・自然もそこそこあり、商店街や駅も徒歩5分と近く、何よりも景観が素晴らしい。でも、駅から急な坂道を5分も登らなければならない…」

たった1つのデメリットのために、諦めて別の物件を探すのはもったいないです。
そこで、解決策をいくつか考えてみることをオススメします。

【解決策】
駅までバスや自転車を使う。
子供の塾やお教室が遠い場合には、車で送迎といった手段も。

他のパターンでも考えてみましょう。

●駐車場がない
⇒いっそのこと車を売ってしまい、公共交通機関のみを利用する。または近所で別途駐車場を借りる。
●家賃が高い
⇒家賃交渉に踏み込む。または自分や家族の収入が上がるよう、数年先を見越して努力する。
●ガスコンロが1口しかない
⇒独立式ガスコンロを購入する。またはガスだけに頼らず、電子レンジなどで出来る料理レパートリーを増やす。

考えれば考えるほど、解決策は出てくるものです。
ある程度工夫をしながら、限られた条件の中で物件を探してみてください!
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